ヒグマ出没情報「ひぐまっぷ」 素早く、広域で発信

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本田大次郎
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 北海道内で人とヒグマの軋轢(あつれき)が増えるなか、ヒグマの出没情報を地図上で共有できるネットサービス「ひぐまっぷ」を導入する自治体が相次いでいる。素早く、行政の枠を超えて住民に情報を伝えるのに役立っているという。

 「ひぐまっぷ」は、道立総合研究機構の全面支援を受け、ウェブシステム会社「ダッピスタジオ」(大阪市)が開発・運営している。日時、場所、個体数、ふんや足跡などの痕跡のデータを入れると、ヒグマの出没地点などが地図に表示される。

 関係機関の情報共有が素早くできるほか、自治体側が設定すれば、地図を自治体のホームページで公開することもできる。近隣自治体が導入していれば、自治体の境界線を越えて移動するヒグマの状況も分かるという。年間使用料は2万5千~3万円ほどだ。

 運用が始まったのは2017…

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