「首の皮一枚残っている状況」 35歳長友佑都が見せた新たな可能性

潮智史
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サッカーキリンチャレンジカップ 日本0―1ブラジル

 左が定位置だった長友佑都が右サイドバック(SB)で先発した。「代表では1、2回あるかどうか。新しい自分を見せたい」と話していた35歳が力を示した。

 対面にはレアル・マドリードで進境著しい21歳のビニシウス。14歳下の俊足と適度な距離を保ち、スピードをうまく殺した。

 守備に追われる中でさすがだったのは、タイミングを心得た攻めも忘れなかったことだ。伊東純也からパスを引き出して深い位置まで何度か攻め上がっている。手詰まりだった攻め手のなかで糸口を探る、ベテランらしいプレーだった。

 4日前のパラグアイ戦で初招集の伊藤洋輝が活躍。中山雄太も加えて、左SBの選考レースは熱を帯びている。「首の皮一枚が残っている状況。でも、これまでも逆境をはね返してきた。代表争いを楽しみたい」と話していた。

 ブラジル戦に出場するのは4回目。「これまでは手も足も出なかったけど、手応えを持てた試合だった」。4回目のW杯への道は平坦(へいたん)ではないが、可能性と幅を広げた135試合目の代表戦だった。潮智史