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「秋以降、流行の波の可能性も」 新型コロナ、オミクロンの次へ備え

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 感染拡大に一定の落ち着きが見られる新型コロナウイルス。この夏は大きな流行の可能性は低いという期待もある。水際対策が大幅に緩和されるなど、経済活動の再開に向けた動きも進む中、欧米では秋以降に備えたワクチン接種戦略の議論が始まっている。変異ウイルスのゆくえはどうなるのか。

 「しばらく状況は悪くならないとみられるが、再び感染拡大はありうるので、機会があればワクチンを打ち、基本的な感染対策をすることに尽きる」

 1日、新型コロナ対策を厚生労働省に助言する専門家組織の会合が開かれた。会合後の記者会見で、座長の脇田隆字(たかじ)・国立感染症研究所所長はこう述べた。

 感染者数は減少傾向を示している。オミクロン株の流行に伴い、2022年に入って一時は10万人前後の新規感染者を出した日もあったが、現在は1週間平均でも2万人を切っている。ワクチンの効果が下がり、夏休みで人流が増えれば再び、感染者が増える可能性はあるという。

 海外では、この夏は乗り切れそうだ、という期待も出ている。

 今年から来年にかけてはオミ…

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