• アピタル

厚労相「他意ない」 ワクチン接種歴、入力なしを「未接種」に計上

新型コロナウイルス

枝松佑樹
[PR]

 厚生労働省新型コロナウイルスの新規感染者について集計する際、本来は「ワクチン接種歴不明」の人を「未接種」として計上していた問題について、後藤茂之厚労相は7日の閣議後会見で、「特に問題があったとは考えておりません」と述べた。

 厚労省は、感染者情報システム「ハーシス」上で接種歴の入力がなかった人について、「接種済み」である可能性があるにもかかわらず、4月4~10日分の集計まで「未接種」に計上。「未接種」の新規感染者数を実態より多く集計し、公表していた。

 このデータをもとに、政府がワクチンの効果を主張したこともあった。

 後藤氏は、未入力の人を「未接種」に計上していた理由について、「当初、ワクチン接種者が非常に少なく、医療機関や保健所などの(ハーシスへの)入力負担を軽減する観点から」だったと説明した。

 昨年12月、国立感染症研究所は、未入力の人を「接種歴不明」に計上した資料の公表を始めたが、厚労省は「未接種」への計上を続けた。

 後藤氏は「それまで毎回ずっと公表していたので、そういうデータとして発表しつづけた」とした。

 記者から「実態を反映しないと認識しながら公表を続けたのは、意図的だと言えないか」と質問されると、「何か他意があるようなことでは全然ない」と述べた。

 5月11日の公表分から取り扱いを変更した理由については、「厚労省と感染研の数字の乖離(かいり)が時間とともに大きくなり、整合性を確保する観点から」と説明した。(枝松佑樹)

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]