「買われるクラブ」めざす意味 バスケ→ラグビー社長の構造改革案

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聞き手・野村周平
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 ラグビーのリーグワンは埼玉ワイルドナイツ(旧パナソニック)の優勝で1年目の幕を閉じた。

 「地域密着」や「運営のプロ化」を掲げて前身のトップリーグから衣替えし、各チームは集客や演出に力を入れるようになった。

 一方で宗像サニックスブルースやコカ・コーラは企業の経営方針で活動を終え、実業団スポーツの弊害も浮き彫りになった。

 バスケットボールの栃木(現宇都宮)ブレックスや茨城ロボッツの社長を務めた静岡ブルーレヴズ(旧ヤマハ発動機)の山谷拓志社長に、そうした課題解決へのアプローチについて聞いた。

 ――社長就任時に「世界一のラグビークラブを目指す」と宣言しました。

 欧州サッカーや米プロバスケットNBAのトップチームの事業規模は数百億円に達しています。今の日本でそこを目指すには長い時間がかかる。

 でも、ラグビーは日本のリーグワン1部のクラブ水準が約20億円で、世界トップとされるフランスのクラブが40億~50億円。50億円はJ1中堅クラブの水準です。たどり着けない数字ではない。

 10年かければ、自分たちの努力次第でたどり着ける場所だと思っています。

ブルーレヴズだけでなくリーグワン全体の発展をめざす山谷社長から、古い発想を飛び越えるアイデアがあふれ出ます。リーグの試合増、ファン目線とは言えないシーズンの時期や順位決定法の具体的な改革案、クラブの体質改善……。最終的には「買われるクラブ」になるくらいの経営が実現しなければダメなのだと提言します。どんな意図なのでしょうか。

 ただ、そのための大前提があります。

 これはラグビー界全体の喫緊…

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