伝統野菜のマクワウリの苗植え付け JAぎふの障害者

松永佳伸
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 障害者の就労を進める農福連携に取り組む「JAぎふ はっぴぃまるけ」(岐阜市)は7日、岐阜県本巣市宗慶の畑でマクワウリの苗60株を植えた。苗は県立岐阜農林高校動物科学科の生徒が栽培したもので、収穫したマクワウリの一部は校内でアイスクリームに加工され、販売される。

 マクワウリは本巣市が発祥とされる飛驒・美濃伝統野菜の一つ。近年、農家の高齢化や後継者不足で出荷量が激減している。

 「はっぴぃまるけ」は岐阜農林高の協力を得て、昨年初めて2・5アールでマクワウリを栽培。今年は面積を2倍の5アールに拡大し約1千個の収穫をめざしている。

 この日は、「はっぴぃまるけ」で働く障害者18人が高校生から苗を受け取り、1・5メートル間隔で畑に苗を植えた。8月上旬には収穫でき、JAぎふの産直施設で販売するほか、岐阜農林高にも出荷する。

 苗を栽培した高橋凜子さん(3年生)は「たくさんのマクワウリがなるのが楽しみです。商品開発や普及活動に力を入れていきたい」と話した。(松永佳伸)

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