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健康のための筋トレ、週140分超えると逆効果? 東北大が分析

高橋昌宏
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 【宮城】コロナ下、自宅で手軽にできる健康法として改めて注目される筋肉トレーニング。東北大などの研究グループが、病気や死亡との関係を検討した従来の研究結果を網羅的に分析したところ、やり過ぎは健康上のリスクを高めてしまう恐れがあることが分かった。

 東北大大学院医学系研究科の門間陽樹講師の研究グループなどは、筋トレの有無や実施時間と病気・死亡リスクとの関連を調べるため、これまでに公表された研究結果計16件を網羅的に分析した。対象としたのは心血管疾患、がん、糖尿病、死因を問わない死亡(総死亡)。

 その結果、筋トレをしている層の総死亡や心血管疾患、がん、糖尿病の発症リスクは、筋トレを全くしない層と比べると、10~17%低かった。時間でみると、総死亡や心血管疾患、がんでは週30~60分のトレーニングで最も死亡や発症のリスクが低かった。

 一方で、週130~140分を超えると、よい影響は消え、むしろリスクが高くなることが分かった。たとえば総死亡は週140分以降になると、筋トレをしない人と効果の差はなく、むしろリスクが高くなる恐れがあるという。ただ、糖尿病は時間が長いほどリスクが低くなる結果が出た。(高橋昌宏)