国連「拒否権説明」会合を初開催 中国は米国批判、ロシアは持論展開

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ニューヨーク=藤原学思
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 国連安全保障理事会拒否権を行使した国が、その理由を説明する初めての国連総会(193カ国)の会合が8日午前(日本時間8日深夜)に始まった。中国とロシアが、弾道ミサイル発射をくり返す北朝鮮への制裁を強める決議案になぜ反対したのかを語った。

 この会合は、リヒテンシュタインが主導して4月に採決された総会決議に基づく。米英仏中ロの常任理事国5カ国だけに与えられている拒否権が行使された場合、総会会合を招集すると定め、安保理や拒否権の透明性、説明責任を高めようとするものだ。

 安保理では先月、対北朝鮮制裁を強化する決議案が採決にかけられ、15の理事国のうち13カ国が賛成したが、中ロだけが反対した。中ロは安保理内で「制裁は問題の解決につながらない」などと投票理由を説明していた。

 中国の張軍大使は8日、「朝…

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2022年6月9日7時55分 投稿
    【視点】

    国連安保理をウォッチしてきた立場から。ウクライナ危機で安保理の権威が揺らぐいま、その中心にある常任理事国が拒否権という特権を使ったときに、より大きな総会という場で説明させようというこの試みは画期的です。ただ記事にあるように、拒否権を使った国