ライチョウ発見、すぐスマホで撮影を! 絶滅の危機からアプリで救え

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菅沼遼
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 国の特別天然記念物・ライチョウの中央アルプスでの生息地調査に、登山者がスマートフォンで撮影した写真を活用する取り組みを環境省などが始めている。登山者向けのスマホアプリを提供するヤマップ(福岡市)のアプリ「YAMAP」に投稿されたライチョウ写真の位置情報をもとに調査員が状況を確認し、保護活動に役立てる。

 6月5日の世界環境デーを前に5月24日、環境省とヤマップが協定を締結し、登山者のSNSのビッグデータを生態系保護に活用する「みんなで守る山岳生態系プロジェクト」をスタート。その第1弾として、YAMAPを使った「ライチョウモニター」に乗り出した。

 YAMAPはスマートフォンのGPS機能を使った登山者向けの地図アプリで、通信電波が届かない山中でもルートや写真を記録として残せる。2013年のサービス開始以来、ダウンロード数は累計310万(2022年5月現在)を超え、多くの登山者が利用している。

 日本のライチョウは本州中部の高山帯のみで繁殖。1980年代の調査では約3千羽がいたと推測されているが、現在は約1700羽まで減った。環境省のレッドリストでは近い将来絶滅の可能性が高い「絶滅危惧ⅠB類」に分類されている。大半が北アルプス南アルプスに生息し、中央アルプスでは半世紀前に絶滅したとされていた。

復活なるか 写真1枚に大きな価値

 しかし、2018年に中央ア…

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