セベロドネツクを攻め立てるロシア 「ロシアの日」前に戦果急ぐ?

有料記事ウクライナ情勢

飯島健太=リビウ、根本晃
[PR]

 ロシア軍が侵攻するウクライナでは8日、東部ルハンスク州の最後の拠点とされるセベロドネツク市をめぐる攻防が続いた。ウクライナ側からは、ロシア軍が6月12日の祝日「ロシアの日」を前に戦果を急いでいる、との観測も浮上している。

 12日は旧ソ連が崩壊する過程でロシア連邦が国家主権宣言を採択した記念日。ルハンスク州のハイダイ知事は8日、ロシア軍が10日までにセベロドネツクを制圧しようと全勢力を投入しているとSNSに投稿した。ウクライナのヘラシチェンコ内相顧問も3日、「(ロシアの)日付への愛着を考慮すると、12日に向けて(ルハンスク州の支配を)急ぐ可能性がある」と警戒。ロシアの軍事専門家のブジンスキー氏は7日、国営テレビの番組で「『ロシアの日』までに、より顕著な成果が表れるだろう」と発言していた。

 セベロドネツクでは連日、一…

この記事は有料記事です。残り507文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【10/18まで】有料記事読み放題のスタンダードコースが今なら2カ月間無料!
  • commentatorHeader
    服部倫卓
    (ロシアNIS経済研究所所長)
    2022年6月9日8時41分 投稿
    【視点】

    かつての社会主義のソ連邦は、15の連邦構成共和国から成っていた。ロシア・ソビエト社会主義連邦共和国は、名目的には15のうちの1つに過ぎなかったが、現実にはロシアこそがソ連邦の中核であり、両者は多分に一体化していたと言える。 そのロシア・ソ