「俺のうしろに捨てるな!」ゴルゴの鋭い視線 三鉄で海洋ごみ対策

西晃奈
【動画】「ポイ捨てをするな。海ごみは街から出ている」。ゴルゴ13の主人公デューク東郷が鋭い目線で私たちを見つめている。そんなラッピング列車が8日、三陸鉄道宮古駅から出発した=西晃奈撮影
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 ゴルゴ13の主人公デューク東郷が鋭い視線で私たちを見つめている。そんなラッピング列車が8日、三陸鉄道宮古駅から出発した。ポイ捨てをするな。海ごみは街から出ている――。

 日本財団が主催する海と日本プロジェクトの一環で、海洋プラスチックごみ問題の対策として企画された。財団によると、海に流出するごみの約8割が陸地で出ており、原因にはポイ捨てなどが挙げられる。

 その問題を広く知ってもらおうと、岩手ゆかりの漫画家さいとう・たかをさんの代表作ゴルゴ13とコラボした。さいとうさんは妻が県内出身で、花巻市に別邸を構えていた。

 久慈―盛の全線を走る列車のほか、東郷の身長182センチと同じ大きさのパネルに「俺のうしろにごみを捨てるな!」という吹き出しをつけたごみ箱も登場。久慈、宮古、釜石、盛の各駅のホームに設置された。

 ゴルゴファンという財団の海野(うんの)光行常務理事は「迫力がある。乗客やこの列車を見た人に海洋ごみ問題に関心をもってもらい、調べて行動するきっかけになってほしい」と話した。

 列車運行とごみ箱設置は来年3月31日まで。列車は通常ダイヤに組み込まれるが、スナイパーの東郷のように、どこでお目にかかれるかは運次第だという。(西晃奈)