はやぶさ2の砂の行方は…8研究チームに分配、生命の起源に迫る

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玉木祥子
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 小惑星「リュウグウ」から届いた玉手箱には、生命誕生の謎に迫る成果が含まれていた。世界中の研究チームが試料を分析中。この先も探査機はやぶさ2」の物語は続く。

 リュウグウから戻ったはやぶさ2が、カプセルを地球に送り届けたのは2020年12月のこと。中には目標としていた0・1グラムを大きく上回る約5・4グラムの砂や石が入っていた。

 JAXAはまず、試料全体の分析を実施。21年6月からは、より詳細な分析をするために八つの研究チームにサンプル試料計0・5グラムを提供した。

 そのうち0・3グラムが分配されたのは、14カ国の研究者350人以上が参加する6チームだ。元素の種類や形成時期を調べる「化学分析チーム」や、石や砂の内部構造を調べる「石の物質分析チーム」「砂の物質分析チーム」、どのような有機物があるのかを明らかにする「固体有機物分析チーム」「可溶性有機物分析チーム」などに分かれ、並行して分析を進める。

 岡山大のチームと海洋研究開発機構(JAMSTEC)のチームは、それぞれ0・1グラムずつ。地球外の物質を研究するための技術開発につなげるという。

 今回、発表をしたのは、北海道大の圦本(ゆりもと)尚義教授らの化学分析チームと岡山大のチーム。今後、ほかのチームによる成果が発表されていく見通しだ。

 試料全体の15%にあたる0…

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