ぬぐえぬ不信感 調布市の外環道陥没めぐる個人情報漏出問題

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狩野浩平
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 東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事で東京都調布市の市道が陥没した事故をめぐり、工事に関する情報公開請求をした市民の個人情報を市が事業者に漏出していた問題で、長友貴樹市長は自らを減給処分とする議案を市議会に出した。市長は謝罪したが、市民の不信感はぬぐえぬままだ。(狩野浩平)

匿名の投書で発覚

 「市政に対する市民の信用を低下させたことを重く受け止める」。2日の市議会、長友市長は自身の減給案の理由をこう説明した。

 陥没事故が起きたのは2020年10月。外環道の地下トンネル工事のルート上で道路が陥没した。市内に住む男性(75)は21年6~10月に計9回、市に対し、工事に関して市が保有する文書を開示するよう請求した。その結果、一部黒塗りされた文書が開示された。

 21年11月、男性のもとに…

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