加害者が精神疾患、被害者の権利は 15日に東京でシンポジウム

遠藤美波
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 精神疾患のある加害者が起こした事件の被害者や遺族の権利向上を訴える任意団体「医療観察法と被害者の会(通称『がじゅもりの会』)」が今月15日、会として初となるシンポジウムを開く。被害者が置かれている現状や制度のあり方などについて話し合う。

 会の代表を務める女性は、2019年2月、児童養護施設の施設長だった夫の大森信也さん(当時46)を亡くした。元入所者の男に刃物で刺された事件の被害者だった。ただ、刺した男が罪に問われなかったことなどに違和感を覚え、昨年6月に会を設立。法務省厚生労働省などに制度の改善を求めるなど活動を始めた。

 シンポジウムには新全国犯罪被害者の会(新あすの会)事務局長の米田龍玄弁護士や専門の医師らが登壇。被害者ができることがどれくらいあるのか、今後どんな制度が求められるのかなどを話し合う。代表の女性も参加し、被害者の権利拡充に向けた思いを伝えるつもりだ。

 シンポは6月15日午後5時半~8時。東京都千代田区霞が関1丁目の「弁護士会館講堂クレオB・C」。事前予約は不要だが、定員100人を超えた場合は入場制限する可能性がある。「がじゅもりの会」への連絡はホームページ(https://www.iryokansatsuhohigaisha.jp/別ウインドウで開きます)から。(遠藤美波)