研修時間の水増し申告指示、新潟大医学部教授を処分 日本内科学会
高橋俊成
専門医認定試験の受験に必要な研修時間を水増し申告するよう研修医9人に指示したとして、日本内科学会が昨年末、新潟大医学部の男性教授を3年間の指導医停止処分としたことが分かった。学会によると、今の専門医制度が始まった2018年度以降で最も重い処分。9人は要件を満たさず、受験できなかった。
学会や複数の関係者によると、処分を受けたのは同大の消化器内科教授で同大病院の内科医科長。教授は昨年2月、本来は算入できない大学院での研究や当直勤務の時間を研修時間として申告するよう研修医に指示し、専門医試験を受けさせようとした。
専門医制度は、内科や外科な…
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