中国の魏鳳和(ウェイフォンホー)国務委員兼国防相と韓国の李鐘燮(イジョンソプ)国防相は10日、訪問先のシンガポールで会談した。韓国側の発表によると、北朝鮮の相次ぐミサイルの発射で緊張が高まるなか、朝鮮半島の非核化や緊張の緩和へ向けた協力の必要性を確認したという。
中韓の国防相による対面の会談は2019年11月以来。韓国で保守系の尹錫悦(ユンソンニョル)政権が5月に発足し、米国との同盟関係の強化を進める中での会談となった。
韓国国防省の発表によると、北朝鮮がミサイルの発射を続け、近く7回目の核実験を行う可能性も指摘される状況について、李氏が懸念を表明。「核を保有する費用より放棄で得られる恩恵の方が大きいと、北韓(北朝鮮)が認識するための努力」が必要だとして、「中国が建設的な役割を果たすことができる」と主張した。
中国の韓国新政権への態度は
これに対し、魏氏は中国にと…
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