第44期朝日アマチュア将棋名人戦三番勝負(朝日新聞社主催、日本将棋連盟後援、日本アマチュア将棋連盟協力)の第2局が12日、東京都中央区の朝日新聞東京本社で指された。2回の千日手の末に朝日アマ名人の横山大樹(だいき)さん(32)=札幌市白石区、会社員=が挑戦者の中川慧梧さん(29)=山形県天童市、同市職員=に88手で勝利。対戦成績2勝0敗で防衛を果たした。横山さんは史上3人目の5連覇を達成した。
互いに手の内を知り尽くした立命館大OB同士の頂上決戦は、千日手局を含めて4局にわたる好勝負になった。
11日に指された第1局は横山さんが勝利。12日午前9時に始まった第2局は、先手の中川さんが中飛車を採用したが、互いに仕掛けの好機を見いだせず、午前9時49分に59手で千日手が成立した。
何百番も指してきた同窓対決となった三番勝負。千日手(引き分け)で指し直しとなりましたが、この後さらに意外な展開が待ち受けていました。終局後には学生時代を振り返り、熱い言葉も。
指し直し局は、後手の中川さんが角交換振り飛車を採用した。横山さんがリードを奪ったものの、中川さんが逆転した。
しかし最終盤で横山さんが王…