フランス総選挙、与党過半数は微妙な情勢 右翼・国民連合は躍進か

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パリ=疋田多揚
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 フランス総選挙(下院選、定数577)の第1回投票が12日に行われ、即日開票された。世論調査会社IPSOSの予測によると、マクロン大統領の与党連合(中道)は255~295議席を獲得する見通し。前回の350議席を下回り、過半数(289議席)を獲得するかは微妙な情勢だ。

 選挙は小選挙区制。第1回投票で過半数を獲得した候補がいなかった選挙区では、有権者数の12・5%以上の票を得た候補同士で、19日に決選投票を行う。

 総選挙は、4月に再選を決めたマクロン氏が、どれだけ政策の推進力を保てるかを占う意味を持つ。過半数を確保できなければ、年金改革やウクライナ危機といった外交課題で、より合意を重視した政権運営を迫られることになりそうだ。

 躍進しそうなのが、選挙協力

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