アサヒを救ったスーパードライ、「おじさんビール」を抜け出せますか

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聞き手・山下裕志
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 日本で一番売れているビールは「スーパードライ」。1987年に発売され、業績低迷で「夕日ビール」と揶揄(やゆ)されたアサヒビールを、一躍業界の盟主にしたモンスター商品です。発売から35年がたった今年3月を節目に、初めて大がかりなリニューアルに踏み切りました。「おじさんビール」からどう脱却するのか。アサヒグループホールディングス(HD)の勝木敦志社長に聞きました。

 ――スーパードライの味を改良し、缶のパッケージも2種類のシルバーを組み合わせたデザインに変えました。消費者の反応はいかがですか。

 「非常に好調です。今年3月の缶ビール全体の販売量は、前年同月に比べて5割以上も増えました。牽引(けんいん)したのがマルエフ(アサヒ生ビール、21年9月発売)と、スーパードライのリニューアルです」

 「スーパードライは、20年末に1456万人だったユーザー数(年間購入者数)が、今年3月末に2036万人へ広がりました。ふたを開けると自然と泡が立ち上がる生ジョッキ缶(中身はスーパードライ、21年4月発売)のヒットもあり、この10年間の落ち込みを一気に挽回(ばんかい)できました」

 「消費者調査では、飲用後の満足度が92.8%、継続購入の意向が87.2%で、リニューアル前に比べてそれぞれ10ポイント以上増えました。リニューアル前のものを好むお客様も一部にいますが、それを大きく上回る好評を得ています」

とりつかれた「スーパードライ病」

 ――スーパードライはアサヒ…

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