アマゾン配達員「荷物量が異常」、AIで決まる激務 労組結成の背景

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片田貴也
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 クリック一つで手元に届く、ネット通販大手「アマゾン」の宅配。その荷物の配達を請け負う個人事業主のドライバーが、労働組合を結成しました。

 個人ドライバーの多くはアマゾンとは直接契約を結んでいませんが、同社から配送指示を受けていることから、「使用者」としての責任があるとして、団体交渉などを求めています。

 ネット通販の拡大で、荷物量が増えて、長時間労働にもつながっています。

 現場で何が起きているのか。労組を立ち上げた2人に話を聞きました。

扱う荷物が急増、たまる疲労

 神奈川県内の50代男性ドライバーは、2019年3月、アマゾンの2次下請けの運送会社と業務委託契約を結んだ。個人事業主なので、自分の車を使い、荷物の配送を担う。

 この1年ほどで、扱う荷物の量が急増。働き方が過酷になり、疲労がたまるようになった。

 昨年9月、危機感を感じるできごとが起きた。

記事の後半では、ドライバーの働き方の実態や、個人事業主が増えてきた社会的な背景を詳しく紹介します。

 夕方6時ごろ、配達先の家の…

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    明石順平
    (弁護士・ブラック企業被害対策弁護団)
    2022年6月16日13時52分 投稿
    【視点】

    実態は労働者であるのに、「個人事業主」等として扱う。 これによって労働基準法をはじめとする労働関連法令の適用を免れることができる。使用者側にとって最も大きなメリットは、残業代の支払いを免れ、莫大な人件費をカットすることが可能になる点であろ

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    江渕崇
    (朝日新聞経済部次長=日米欧の経済)
    2022年6月15日23時2分 投稿
    【視点】

    私たちの便利な暮らしが、エッセンシャルワーカーたちのどんな負担で成り立っているのかを端的に示す記事です。とりわけ日本は消費者天国で、そのしわ寄せは働き手にいきがち。配送料が原則無料になるアマゾンプライムは年会費がわずか4900円。微妙にサー