ロシア軍とウクライナ軍との間で一進一退の攻防が続く東部ドンバス地方で、ロシア軍が12日、大きく攻勢に転じたと、ウクライナのメディアが報じた。その他の地方でも攻撃を強めているという。
東部ルハンスク州セベロドネツク市の完全制圧を狙うロシア軍は、ウクライナ側が維持している化学工場「アゾト」を中心とする工業地帯に対し、激しい攻撃を加えている。ハイダイ州知事が13日、SNSの投稿で明らかにした。
アゾトには子ども40人を含む500人の住民が避難。州知事は「セベロドネツクは新たなマリウポリになりつつある。アゾトのシェルターは、マリウポリの製鉄所アゾフスターリほど頑強ではなく、住民の避難を試みている」と記した。
ロシア軍、さらに西側への侵攻狙う
ロシア軍はさらに、セベロド…
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【解説】ロシア軍がここに来てじわじわと攻勢を強めていますが、やはり火力の優勢がものを言っているのでしょう。戦場に投入できている火砲の数はロシアの方が10倍にも及ぶとされ、ウクライナ東部の開けた地形ではこれが形勢の優劣に直結しがちです。 それでもウ
【視点】この報道の同日、ウクライナ侵攻開始後100日間でロシアは化石燃料の輸出を通じて13兆円超を獲得し、その最大の輸出先がEUであるという報告書が発表された。フィンランドに拠点を置く独立系の研究所CREAによる報告書だ。国別でみると、中国(132