第4回維新・松井一郎氏、オーナー最後の選挙 アリンコ戦略で狙う全国政党

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寺沢知海
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 野党なのか与党なのか。間をとって「ゆ党」と呼ばれたこともある日本維新の会。来春での政界引退を表明している松井一郎代表(58)=大阪市長=は、安倍・菅政権から岸田政権への交代によって戦略を変化させている。

 「自民党をピリッとさせないと。岸田内閣は支持率がむちゃくちゃ高い。寝てても勝つでしょう」。参院選公示日の6月22日、大阪市の繁華街・難波。松井氏は第一声から、自民が勝つとの見通しをそう示し、続けた。「我々にとっては大不利な状況。皆さんの口コミで(維新候補の)得票を積み上げてほしい」

 維新は昨秋の衆院選で復調したが、課題の「全国政党化」への道のりはなお険しい。「根は勝負師」(側近)と党内で言われる松井氏が今回とる戦略――。

 それは「アリンコ」。きっかけは自民側の発言だった。

 「昨年の衆院選の時は維新の…

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    牧原出
    (東京大学先端科学技術研究センター教授)
    2022年6月26日22時52分 投稿
    【視点】

    この参議院選挙が松井氏の引退前最後の選挙だとすれば、今日本維新の会は、第三極政党の最終ランナーとなるか、第三極を全国政党化するかの岐路にあるでしょう。ここが一つの節目になりそうです。その意味でも松井代表の発言は、選挙キャンペーンの発言以上の

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