初の決勝T進出の歓喜から20年…同じ6・14、同じ相手と大阪で

照屋健
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 サッカーの国際親善大会キリンカップは14日、大阪・パナソニックスタジアム吹田で決勝があり、日本代表(世界ランキング23位)がチュニジア(同35位)と対戦する。

 11月に開幕するワールドカップ(W杯)カタール大会に向けた強化試合4連戦最後の試合。

 チュニジアとは縁がある。

 日本にとって2度目のW杯出場となった2002年の日韓大会。

 その1次リーグ第3戦で初の決勝トーナメント(T)進出をかけて戦った相手がチュニジアだった。

 日付は20年前の6月14日、会場は同じ大阪の長居スタジアムだった。

 地元セレッソ大阪に所属する森島寛晃のゴールなどで2―0で完勝し、歓喜にわいた。

 7度目のW杯を控える今の日本代表のメンバーには、日韓大会を見てW杯への憧れを抱いた選手が多い。

 当時、中学生だったGK権田修一もその一人。「決勝T出場に貢献したGK楢崎(正剛)さんのプレーをビデオで繰り返し見たのを覚えている。自分もW杯に出たい、という思いを強くした」

 日本のサッカーは変わった。

 当時、23人の代表のうち、海外でプレーしていたのは中田英寿(パルマ)、稲本潤一アーセナル)、小野伸二フェイエノールト)、川口能活(ポーツマス)の4人だけだったが、現代表は招集段階の28人中22人が海外のクラブに所属する。

 当時、11歳だったMF原口元気は言う。

 「確実に日本代表は強くなっている。発展してきた、というのを証明したい」

 10日にチリ(同28位)を下したチュニジアはカタール大会にも出場するアフリカの強豪だ。

 強化試合4連戦の集大成となる一戦。

 森保一監督は「20年前と同じように勝利をつかみとるのが一番。日本サッカーが成長しているところを見ているみなさんに感じてもらえれば」と語った。(照屋健)