倍数・約数につなげる小4の算数力 「新幹線の座席」で鍛える

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編集委員・宮坂麻子
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 コロナ禍で明星小学校ではこの2年間、京都への修学旅行が実施できていない。今年こそ行きたい。ただ新幹線も、座席を回転させて向かい合わせにはできない。さて、どう座る?――。

 「新幹線の座席ってどうなっていますか?」。4年生の算数で河合智史先生は尋ねた。

 「間に通路があって右と左に並んでいる」「2列と2列」。次々と声があがる。

 「いろんな形があると思うけど、先生が乗ったのはこんな感じでした」。そう言って、河合先生は、左3人並び、右2人並びの座席表を黒板にはり、全員に同じ表を配った。

 「みんなで仲良く座るにはどうすればいいでしょう」と尋ねた。子どもたちは「ぴったり座る」「隣にいる?」……。あえてあいまいに聞いて考えさせる。

 「今回はだれかが言ってくれた、ぴったりで1人で座る子が出ないルールにしようか」と先生。まず、30人の学級だとどう座るかを問い、考えさせる。

 倍数や約数は、5年生で学ぶ…

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    増谷文生
    (朝日新聞論説委員=教育)
    2022年6月15日13時27分 投稿
    【視点】

     やはり、子どもたちはスイッチが入ると、どんどん自分たちで考えを発展させていくことがよくわかる授業ですね。  今回のクラスの児童たちの多くも、8年後には大学入学共通テストを受けることになるでしょう。このテストでも、まさに身近なことを数学的