性風俗店の無料案内所模した案内展示に苦情、急きょ撤去 福岡パルコ

山崎毅朗
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 福岡パルコ福岡市中央区)が14日夜、1階エントランスに設置していた、性風俗店の無料案内所を模した展示案内を急きょ撤去したことが分かった。主催イベントの一環で設置していたが、来場者らから批判が寄せられたためだという。

 展示案内は、今月11日から店内で開催されていたイベント「パルコ感覚」を紹介するもの。三方を壁で囲まれ、外壁には「無料案内所」と書かれていた。イベントに出展したアーティスト紹介欄には「本日の出勤」という文言があった。内部は下着姿の女性の絵に添えて、「刺激担当当店No.1」「感覚刺激コース始めました」「オプションは別途ご相談ください」などの言葉が並んでいた。

 福岡パルコによると、13、14日に来場者らからメールや電話で複数の苦情が寄せられたという。ツイッター上でも「アーティストへの侮辱」などの批判の声が広がり、14日の閉店後に撤去することを決めた。イベントに出展していたアーティストの一人は、作品の展示を取りやめたという。

 展示案内は同店の従業員が制作した。担当者は朝日新聞の取材に「(歓楽街の)中洲に店が近いため、コロナ禍で打撃を受けた街を応援する意味があった」と説明。苦情や批判が相次いだことから、「ご覧いただいた方を不快な気持ちにさせてしまう表現・演出があり、おわびします」と話した。

 イベントは九州のアーティストや飲食店を紹介するもので、予定通り26日まで館内で開催するという。(山崎毅朗)

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    中塚久美子
    (朝日新聞専門記者=子ども、貧困)
    2022年6月15日20時19分 投稿
    【提案】

    企業や自治体などで何かしら重大インシデントが起きた後、再発防止のための検証をしていくと、そのインシデントが生まれる土壌に組織の文化や企業風土がある、ということがよく指摘されます。今回の福岡パルコの件でいうと、「無料案内所風にやろう」と話が進

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    今井邦彦
    (朝日新聞記者=歴史、考古学)
    2022年6月15日9時33分 投稿
    【視点】

    3年前に大阪から福岡に来て驚いたのが、風俗の無料案内所の多さです。大阪にもありましたが、福岡の中洲ではバス通りに面した場所にもいくつもあって、最初は戸惑いました。しかししばらくすると、盛り場の活気を象徴する存在と見るようになり、コロナ禍の中