急速に進む「円安」 日銀の見方に変化 市場に緩和修正の思惑も

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徳島慎也
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 急速に進む円安を受け、日本銀行内で円安に対する見方に変化の兆しが出ている。黒田東彦(はるひこ)総裁は、これまで繰り返してきた「円安はプラス」との発言を封印。市場の一部では、円安を抑えるために日銀が大規模な金融緩和を修正するとの思惑が浮上し始めた。16、17日に開かれる日銀の金融政策決定会合は大規模な緩和策を現状維持する見通しだが、修正に向けた示唆があるかどうかに注目が集まっている。

 「0・255%」――。13日の債券市場で、長期金利の指標となる10年物国債の利回りがこの水準に達すると、市場関係者の間に驚きが広がった。

 日銀は大規模な金融緩和の一…

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    明石順平
    (弁護士・ブラック企業被害対策弁護団)
    2022年6月15日15時34分 投稿
    【視点】

    円安が要因の一つとなって物価が上昇しているが、これは今に始まったことではない。アベノミクス開始以降の長期的傾向である。 たとえば、消費者物価指数においてウェイトが最も大きい(約26.3%)「食料」を見てみると、アベノミクス前(2012

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    後藤達也
    (経済ジャーナリスト)
    2022年6月15日8時6分 投稿
    【視点】

    今週の日銀金融政策決定会合は現状維持となる可能性が高いとみられます。しかし、今年後半は不透明になってきました。 米利上げが加速する中、日銀の緩和継続が円安を助長しています。円安は原油高・穀物高とあいまって、食品など生活必需品の値上げに