自由でいい、負けてもいい…BTS、迷いの吐露に見えた「らしさ」
定塚遼
韓国出身の7人組グループ・BTSがメンバー個人の活動を本格化させる。ユーチューブの公式チャンネルを通じて、メンバーが自ら語った。決断の裏に何があるのか――。BTSの功績を振り返りながら、考える。
2013年に韓国でデビューしたBTSは、韓国のアーティストとして初めて米ビルボードのシングルチャートで1位を記録するなど、「K―POP」という枠組みを超えて、世界のエンターテインメント界で大きな影響力を持つようになった。
「疲れ果てた」「なんとなくラップマシーンになるのが仕事になってしまった」――。
ユーチューブ上では、リーダー・RMを中心に、率直に心情を吐露するメンバーの姿があった。
BTSが世界中の人々を引き付けてきた大きな魅力の一つは、このように飾らず、弱さや葛藤をさらけだす歌詞と言動にある。
RMなど、メンバーも作詞陣…
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- 【視点】
昨年9月の国連総会での演説を聞いてから、にわかファンです(アーミーには未達)。 「若者は変化を受け止めて前に進む力がある」と訴え、コロナ禍で様々な機会を失ったロスト・ジェネレーションではなく、ウェルカム・ジェネレーションだと述べたことがと