選抜4強の浦和学院は初戦で浦和東と対戦 夏の高校野球埼玉大会

仙道洸
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 第104回全国高校野球選手権埼玉大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が15日、さいたま市内であり、今春の選抜大会4強で春の関東大会を制したAシードの浦和学院は2回戦から登場し、浦和東と対戦する。

 浦和学院の八谷晟歩主将(3年)は「チームとしては良い状態で大会を迎える。全員で最後の夏に向かっていきたい」と語った。

 昨秋の県大会準優勝で2017年に全国制覇した花咲徳栄は、初戦の2回戦で武蔵越生と対戦。順当にいけば、準決勝で浦和学院とぶつかるブロックに入った。

 春の関東大会で4強入りしたAシードの山村学園は2回戦から登場し、深谷商と対戦。秋春連続で県4強入りしたBシードの古豪・上尾は、昨夏大会準優勝の昌平や選手権大会準優勝の経験がある春日部共栄など強豪がひしめくブロックに入った。昌平は2回戦で、春日部共栄と深谷一の勝者と対戦する。

 大会は7月8日に開幕。開幕戦は三郷北―草加西。決勝戦は7月26日午前10時から、県営大宮球場(さいたま市)で行う予定。(仙道洸)

■花咲徳栄、山村学園が追う

 今春選抜4強で、春の関東大会を制した浦和学院が一歩リードする。全国制覇の経験のある花咲徳栄、春の関東大会4強の山村学園が追う。

 2連覇がかかる浦和学院は選抜で好投したエース左腕・宮城が安定し、打線も伊丹、金田、高山らを中心に対応力が高い。関東大会では浅田や芳野ら控え投手も台頭し、選手層も厚くなった。昨秋の県大会決勝で浦和学院に敗れた花咲徳栄は、エース右腕の金子を中心に挑む。山村学園は関東大会で計5打点を挙げた坪井ら中軸が強力だ。

 秋春ともに県4強の上尾、春の県4強の市川越など公立勢も24年ぶりの代表の座をうかがう。昨夏準優勝の昌平なども上位を狙える。(仙道洸)

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