なぜいまウィーンへ 日本の若者たちが「伝えたい」、大切なこととは

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 オーストリア・ウィーンで21~23日に開かれる核兵器禁止条約の第1回締約国会議に合わせ、大学生ら15人以上の日本の若者が現地に向かう。ロシアのウクライナ侵攻で平和や核兵器をめぐる国際情勢が揺れ動くなか、将来を担う世代として訴えたいことは。

 「被爆者が体験したことを、今の社会にどう投影できるか伝えたい」

 12日、若者たちはオンラインで記者会見を開いた。慶応大4年の高橋悠太さん(21)=横浜市=はこう語った。

 核兵器廃絶に向けた活動に取り組む若い世代のグループ「KNOW(ノー) NUKES(ニュークス) TOKYO(トーキョー)」の共同代表を務める。核兵器をめぐる政策についての提言を外務省に伝え、被爆証言を聞くイベントを企画するなど、若い世代の活動を引っ張ってきた。

 現地では、ウィーンと被爆地の広島、長崎をオンラインでつなぐイベントや、世界の若者と核兵器の問題について語り合う会合への参加を予定している。

 広島県福山市出身。中学・高…

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