「来年にはEVトラクター投入」 農業機械のクボタが挑む脱炭素

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聞き手・中村建太
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 世界全体で排出される温室効果ガスの2割は、農林業から生じるとされる。軽油を燃料とするディーゼルエンジンを載せたトラクターやコンバインなどの農業機械には「脱炭素」化の波が押し寄せている。農機の国内最大手クボタ(大阪市)はどう対処するのか。トラクターの開発など、技術畑を一貫して歩んできた北尾裕一社長に聞いた。

 ――農機や建設機械の脱炭素化をどう進めますか。

 「一つは電動(EV)化です。20~30馬力以下の小型トラクターや建機は、EV化が進んでいきます。来年末をめどに、まずは欧州で小型のトラクターと建機を市場に投入する予定です」

水素燃料のトラクター 2030年までに実用化へ

 「中型のトラクターでは、水素で電気を起こして動かす燃料電池式の新製品を開発する方針です。というのも、今の技術で中大型機をEV化すると、バッテリーがバケモノみたいな大きさになってしまう。トラクターはフルパワーで動かし続けますからね。水素タンクを積んだトラクターであれば、作業が終日にわたってできるようになります」

 ――他社に先駆けた取り組みですが、実用化のめどは立っていますか。

 「2025~30年の間には…

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