ダンディで優しいベテラン俳優が見せたいらだち 記者問い詰めた真意

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 劇団「青年座」の看板俳優として活躍し、ハリウッドスターの吹き替えでもおなじみの津嘉山正種さん(78)。渋くて優しいイメージがあるが、故郷・沖縄の歴史を伝える朗読劇では姿勢が一変する。本土復帰50年の節目に話を聞いた。(永沼仁)

 津嘉山さんは、蜷川幸雄が演出したロンドン公演で主役を張るなど、劇団青年座を代表する俳優の一人だ。渋い声音で声優としても活躍。ケビン・コスナーやロバート・デ・ニーロなどの吹き替えでも知られる。最近はスマホのCMにも起用され、「ダンディーな優しいおじいちゃん」のイメージもある。

津嘉山正種(つかやま・まさね)

1944年、那覇市生まれ。高校卒業後、琉球放送勤務を経て上京、65年に劇団青年座に入団。87年「NINAGAWAマクベス」ロンドン公演で主演。2010年「黄昏(たそがれ)」で芸術選奨文部科学大臣賞。映画やドラマにも多数出演し、今年はNHKの朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」にも出演予定。ナレーション、洋画の吹き替えでも活躍している。

津嘉山さんが指摘した「表現」

 その津嘉山さんが「沖縄の魂」と題した一人朗読劇を埼玉・川越で上演すると知り、渋谷の劇団を訪ねた。記者が抱いていたイメージとは違い、インタビュー中の津嘉山さんは、何かにいら立っていた。硬く、厳しい表情を崩さない。

 なぜ、こんなにも怒っている…

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