岸田首相がみせた参院選への危機感 支持率高水準の「アキレス腱」は

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森岡航平 鬼原民幸
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 通常国会が閉会し、参院選に向けた動きが本格化した。岸田政権は堅調な支持率を維持しているものの、国会終盤に物価高やスキャンダルが直撃するなど選挙戦への影響に神経をとがらせる。政権批判を強める野党側も、候補者一本化が一部にとどまり、多くの選挙区でぶつかり合う構図だ。

 岸田文雄首相は15日夜の記者会見で、通常国会の実績をまず強調した。

 「61本の内閣提出法案のすべてを会期内に成立させることができた。26年ぶりのことだ」

 さらに参院選の自民党のキャッチコピーである「決断と実行」を持ち出し「日々決断と実行の連続だった」と胸を張った。

 首相は会見で、「内閣感染症危機管理庁」や「日本版CDC」の設置など、新たな政策を次々と表明。物価高騰対策では5・5兆円の予備費の活用にも言及。「断固として国民生活を守り抜く」と力を込めた。

マスコミへ異例の対応 元仲間見切り政策を急造

 官邸幹部はこの会見を参院選…

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2022年6月16日8時2分 投稿
    【視点】

    記事にある1998年参院選での自民党の大敗北。今回への戒めとする話は私もベテラン議員から聞いてなるほどと思いましたが、最近はちょっと違うなと思っています。  というのは、98年は何かとリーダーシップを発揮して注目を集めた橋本首相の発言

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    山下剛
    (朝日新聞横浜総局次長=医療的ケア児)
    2022年6月16日0時19分 投稿
    【視点】

    残念ながらあまり知られていないのですが、朝日新聞デジタルには「世論調査」のページがあって、PCでこのページを開くと過去100回分の内閣支持率のグラフが表示されます。 そのページを見ると、岸田政権の特殊さが際立ちます。発足当初の昨年10

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