「老いるインフラ」どうすれば 明治用水であらわ、各地にほころび

有料記事

三宅梨紗子、斉藤佑介、佐藤瑞季
[PR]

 愛知県豊田市の取水施設「明治用水頭首工(とうしゅこう)」で起きた大規模漏水が明らかになって、17日で1カ月。原因の一つに指摘されるのが老朽化だ。利水施設や橋や道路などの「老いるインフラ」の問題は、全国で現在進行中の課題でもある。

 「パイピング(地盤漏水)によって、大きな空洞ができている可能性がある」

 「年月の経過とともに劣化し、漏水を引き起こす可能性がある」

 農林水産省から、漏水の原因究明を任された専門家は6月初めの会議で、そう指摘した。現在の頭首工ができたのは1958年。実際の耐用年数は50年ほどだが、すでに60年以上が経過していた。

 東海農政局によると、地上の構造物は日ごろから目視で点検し、水をせきとめる水門の動作確認も月1回行っていた。2008年度には、施設のコンクリートの劣化などを全般的に点検し、今後の老朽化の予測や必要な対策、費用などの計画を立てていたが、実施する矢先に漏水が起きたという。

 明治用水とあわせ「愛知三大用水」と称されるほか二つの用水はどうなのか。

 1968年にできた東三河地…

この記事は有料記事です。残り1585文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【10/18まで】有料記事読み放題のスタンダードコースが今なら2カ月間無料!