北朝鮮、近く核実験に踏み切る可能性 実験場で新たに復旧作業か

ワシントン=清宮涼
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 米シンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)は15日、北朝鮮北東部の豊渓里(プンゲリ)核実験場で、新たに坑道の復旧を進める動きがあると発表した。米国などは、北朝鮮が数日以内にも核実験に踏み切る可能性があるとみて警戒を強めている。

 報告書によると、14日に撮影された衛星写真から、豊渓里核実験場の第4坑道で新たに復旧作業が確認された。報告書は、「将来の実験のために再び使えるようにする努力とみられる」と分析した。

 また、これまで約4カ月にわたって復旧作業が行われてきたとみられる第3坑道について、報告書は作業が完了したとして、「7回目の核実験の準備ができている」と指摘。「核実験のタイミングは、金正恩(キムジョンウン)総書記の手に委ねられている」との見方を示した。

 北朝鮮は2018年5月、豊渓里核実験場の坑道や関連施設を爆破し、「完全に廃棄した」と主張していた。だが、今年3月ごろから、復旧作業とみられる動きが確認されている。(ワシントン=清宮涼