第2回経済成長へ女性をとりこめ 内助の功に報いる「昭和の壁」壊して

有料記事参院選2022

聞き手・岸善樹
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 「女性の収入増には高い壁がある」――。経済学者で東京大学教授の北尾早霧さんは、そう指摘します。参院選を前に岸田文雄首相は日本の経済成長力をアピールし、外遊先では「岸田に投資を」と訴えました。成長を実現するためには、女性がしっかり稼げる社会であることが不可欠です。いま何が課題なのか。政治に何ができるのか。北尾さんは「まず昭和の壁を取り払うべきだ」と話します。

 ――参院選で注目している点は何ですか。

 「日本経済は思うように成長していません。岸田文雄首相は『賃上げ』を打ち出しましたが、『成長』の余地が大きいのは、女性だと思います。ここに注目して、政策を打ち出してほしい」

 ――どういうことでしょうか。

総賃金は全体の3割弱 女性が稼げる社会とは

 「女性の受け取る総賃金は全体の3割に届きません。働く人の割合が男性より少ないというより、平均年収に圧倒的な差があるためです。子育て期に女性の就業割合が下がる『M字カーブ』問題はほぼ解消したといわれますが、労働参加率が上昇するだけでは解決になりません。女性が能力を発揮して、きちんと稼げる社会にしてほしい」

 ――なぜ、男性に比べて収入が低いのですか。

 「多くの女性にとって、収入…

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