私、こんな顔をしていたんだ 木竜麻生が気付かされたシビアな恋愛劇

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編集委員・石飛徳樹
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 クラシカルな魅力をまとう木竜麻生。痛くてリアルな恋愛を描いた新作「わたし達はおとな」で、また別の顔を見せている。

 恋愛は人間の美しさも見せるが、醜さの方がむしろ多めに表れる。最近はデートをしたことのない若者が増えているという。彼らが「わたし達はおとな」を見ると、恋愛へと一歩踏み出す勇気がさらにしぼんでしまうかもしれない。

 「痛くて苦しいのに、ちょっと甘い匂いがする。不思議ですよね」

 彼女が演じる美大生の優実が演劇サークルを通じて直哉(藤原季節)と出会い、恋に落ちる。やがて半同棲(どうせい)になり、ある時、妊娠が分かる。

 脚本・監督の加藤拓也は、2人の恋愛の一部始終を、時制を前後させながら、極めてシビアに描いてみせる。愛し合うがゆえに、とことんまで傷つけ合うケンカのシーンなど、リアルすぎて脂汗が出てくる。

記者は4年前にも木竜さんに取材していました。そのときの印象と、今回新たに加わったものとは。4年前の記事もご覧いただけます。

 「いやあ苦しかったですねえ…

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