京都の企業はなぜ強い? 村田製作所社長が見つけた「ある共通点」

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聞き手・栗林史子
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 コロナ禍や資源高に多くの企業が苦しむ中、京都に本社を置く企業の健闘が光っている。電子部品大手の村田製作所(本社・京都府長岡京市)もそのひとつ。2022年3月期決算は、売上高、営業利益、純利益の主要な3指標がいずれも過去最高を更新した。企業の本社機能は、東京への「一極集中」が進んでいるものの、京都企業は京都に留まり続けているところが珍しくない。京都に足場を置く企業はなぜ強いのか。村田製作所の中島規巨社長は「ある共通点」があると明かす。

 ――京都の企業が持つ独自の存在感はどこからくるのでしょうか。

 「僕も気になって調べた時期があります。共通点はオーナー企業だということでした。(初の創業家外社長である)僕が言うのもおかしな話かもしれませんが。創業者は皆、すごく個性的で、技術にこだわりを持った人です。ただ、ほとんどのケースで、その人だけではうまくいかず、産学連携が大きな役割を果たしています」

 「弊社だと京都大学にお世話になって、(主力の電子部品である)コンデンサーの材料の開発につながっています。大学が多く立地し、それぞれが深く研究されている分野があるため、産学の流れが自然に発生しています。京都企業は、自然と産学協同が進み、ベンチャー企業がいつのまにか大きくなったというところばかりなんです」

 ――京都ならでは、ですね。

 「ただ、一番大きいのは、や…

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