コロナ禍は「がんばりすぎない」 マンションコミュニティーの築き方

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聞き手・石川春菜
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 お互い「没交渉」になりがちなマンション住まい。災害時や老後の安心を思うと、住民同士の関係づくりは大切です。とはいえ、「忙しくて時間はかけられない」「コロナ禍でイベントなども中止になった」と悩む人は多いでしょう。「マンションコミュニティ研究会」代表でマンション管理士の廣田信子さんは、「がんばりすぎない」ことがコミュニティーづくりのポイントだと言います。

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 ――マンションで「コミュニティーづくり」に取り組んでも、うまくいかなかったと悩む人は少なくないようです。

 「組織をつくって活動しようとしても、なかなか仲間が集まらない」という話はよく聞きますね。

 大変なことをしても長続きしません。焦らず、気が合う仲間との雑談から、少しずつ輪を広げていく意識で取り組みましょう。

 あいさつしたり、会費をきちんと払ったりということでも十分です。そうしたことが、信頼できる関係づくりにつながります。

 ――コロナ禍で、従来のようにマンションでお祭りを開催する、といったことは難しくなっています。

 これからの時代は、同じ趣味を持つ仲間や、子育て中の親などの小さいグループがいくつもあって、グループ同士も緩やかにつながる。そして、いざというときは情報交換ができる。そんな形が理想だと思います。

 ――集まりにくくなることで、コミュニティーの希薄化を心配する声もありますが。

 大人数で集まることだけが、コミュニティーではありません。緩やかなつながりでも十分。新しい形を考えるときが来ています。

 オンライン会議の活用は大切です。高齢者が反対するという声も聞きますが、スマートフォン一つでできるのですから、ぜひ挑戦しましょう。会議をオンライン化することで、仕事や子育てで忙しい若い世代が関わりやすくなることにもつながります。

 ――コミュニティーをつくりたいけど、きっかけがつかめない、という話も聞きます。なにから始めればいいのでしょう。

 住民には共通する話題があります。「マンションの未来」です。10年後、20年後、30年後のマンションをどうしたいか、ソフトに有志で話し合うことから始めてはいかがでしょうか。

 ――いきなり話し合いの場と…

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