物価高騰で「生活苦しく」85% 困窮者支援団体のアンケート

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佐藤英彬
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 食料品の値上げなどが困窮家庭の生活を脅かしている。支援団体が最近の物価高で生活が苦しくなったかをアンケートしたところ、「大変苦しくなった」「苦しくなった」と答えた人の割合があわせて85%にのぼった。学校での給食がなくなる夏休みに、食事がきちんととれるかという不安の声も多かった。

 調査をしたのは、認定NPO法人キッズドア(東京都中央区)。今月10日~14日、子どもの給食がなくなる夏休みを控え、団体が支援する困窮子育て家庭の保護者2634人を対象にウェブ上でアンケートを取り、このうち1386人から回答があった。

 子どもの食事状況を尋ねる質問(複数回答)では、「食事の質(栄養バランス)が悪くなった」(64%)、「食事のボリューム(量)が減った」(60%)、「肉や魚が買えない」(37%)といった回答が目立った。

 また、夏休み中の食事の不安については「ある」と答えた人が全体の81%にのぼった。回答者からは「物価高騰の中、一日中家で過ごす夏休みで光熱費もかさみ、食へお金をかけられない」「これ以上物価や光熱費があがると、ますます食費を削るしかなくなります」などのコメントが寄せられた。

 キッズドアの渡辺由美子理事…

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