狩猟ブームで売れる銃、高知の工場フル稼働 欧米向け、さらに増産へ

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羽賀和紀
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 新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、欧米では野外で楽しむ狩猟や射撃の人気が高まっている。猟銃製造大手のミロク(高知県南国市)は、欧米向けの出荷数を増やそうと、2024年に新工場を稼働し、生産能力を2割増強する。提携する米ブローニング社から増産を要請されていた。

 ミロクによると、アウトドアブームを追い風に、欧米向けを中心にライフル銃とショットガンとも昨年あたりから売り上げが好調。主力製品のショットガンの上下二連銃は、中価格帯(小売価格15万~40万円)の販売が増えている。

 猟銃の生産拠点は本社工場(南国市)のほか、香美市と梼原町の計3カ所にあるが、すでに需要増を受けてフル稼働の状態にある。

 新工場は県と南国市が整備した「南国日章産業団地」(同市日章あけぼの)に建設する。敷地面積は約3万2千平方メートルで、取得額は約8億5800万円。24年11月から量産を開始し、生産態勢は現在の年間15万丁から18万丁に増やす予定だ。新たに100人規模の採用を進める。

 新工場には、グループ傘下の…

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