浜岡原発再稼働の賛否、初の同率 前年度から激変の市民アンケート

長谷川智
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 【静岡】菊川市は16日、2022年度の市民アンケートで、浜岡原発御前崎市)の再稼働を巡る賛否の意見が37・8%の同率になったと発表した。設問を始めた14年度は33・5ポイント、21年度は17・2ポイントの差で再稼働反対が上回っており、今回は急激に変化した。

 浜岡原発の今後について、「停止しておいた方がよい」が前年比10・3ポイント減、「安全が確認できれば稼働した方がよい」が同6・9ポイント増で、初めて同率になった。「どちらともいえない」は同2・8ポイント増の17・2%だった。同様の調査は掛川市牧之原市が実施し、反対が大きく上回っているが、年ごとに賛否の差が縮まる傾向にある。両市の今年度の結果は、今後発表される。

 長谷川寛彦菊川市長は「原油高やウクライナ情勢によるエネルギー不安、電気料金の引き上げなどが続き、市民が家計圧迫の影響を感じた結果ではないか。この数字で落ち着くのか不明だが、市としては安全性の確保や避難計画の実効性確保を国などに引き続き求めていく」と述べた。(長谷川智)