NY株、1年5カ月ぶり3万ドル割れ 景気減速の懸念高まる

ニューヨーク=真海喬生
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 16日の米ニューヨーク株式市場は、主要企業でつくるダウ工業株平均が急落して取引が始まった。一時、前日より700ドル超値下がりし、取引時間中として約1年5カ月ぶりに3万ドル台を割り込んだ。下げ幅が800ドルを超える場面もあった。この日、スイス国立銀行と英国のイングランド銀行が物価高を抑えるために政策金利の引き上げを発表。相次ぐ中央銀行の金融引き締めで景気減速の懸念が高まり、株式が売られた。

 前日に米国の中央銀行、米連邦準備制度理事会(FRB)は0・75%幅の利上げを決めた。通常の3倍の大きさで、約27年半ぶりの上げ幅だ。その後、16日には市場にとって予想外となるスイスの0・5%の大幅利上げが決まった。利上げは景気を冷やす効果がある。16日の欧州の主要な株価指標は一時、2~3%急落し、米国株もその流れを引き継いだ。(ニューヨーク=真海喬生)