7千万円のパイプオルガン、最後の音色 修繕費が高くてベトナムへ

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中塚久美子
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 兵庫県伊丹市が約30年前に7千万円をかけてホールに設置したパイプオルガンが、ベトナム・ハノイ市の教会に無償譲渡されることが決まり、撤去作業が始まった。オルガンをつくった職人らがベルギーから来日。25日に神戸港からハノイに送り出される予定だ。

 パイプ1696本からなる高さ約7メートルのオルガンは高齢者福祉施設「市立サンシティホール」にある。ベルギー・ハッセルト市との姉妹都市提携をいかして、伊丹市が1993年、同国の製作者ギド・シューマッハさん(64)から購入した。

 しかし、市は維持・修繕費が高いなどとして手放すことに。譲渡の情報を聞いたカトリック大分教会(大分市)の助任司祭ファム・ホン・ティンさん(53)が仲介し、ハノイ大聖堂が引き取ることが決まった。

 解体・撤去作業が始まったのは13日。作業に先立ち12日には、ファムさんがホールでミサを開き、シューマッハさんや在日ベトナム人ら約30人が出席。ベトナムの大司教の感謝の手紙が読まれ、最後のオルガン演奏が披露された。

 シューマッハさんは職人歴4…

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