人気なくても賞金1.8倍 米女子ゴルフ協賛の狙い、日本との違い

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木村健一
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 女子ゴルフで、最も格の高い大会の盛り上がりは、男子の試合と比べると寂しかった。

 全米女子オープン選手権のことだ。6月上旬に米ノースカロライナ州サザンパインズのパインニードルズGCであった。

 歩きながらフェアウェー脇の林を見ると、無数の巨大な松ぼっくりが散らばっていた。それとは対照的に、スタートの1番ホールのティーイングエリアは数十人が取り囲む程度。2番以降は、観客はまばらだった。

 普段の女子の試合はもっと観客が少ない。

 今季から米ツアーを主戦場とする渋野日向子(24)はプロ1年目に回った国内の下部ツアーを思い出す。

 「日本でも試合に出だした時は、ギャラリーさんが少なかった。初心に戻れる。集中もできる」

 渋野はこうも言った。

 「この大会は世界で1番でかい試合。賞金も高い。倍になったんでしょ?」

 全米女子オープンの賞金総額が今年、1千万ドル(約12億7千万円)に達した。女子ゴルフの史上最高額だ。笹生優花が制した前回大会の550万ドルから約1.8倍になった。

 なぜ、人気が高いとは言えないスポーツの賞金額が大幅に上がったのか。賞金の男女格差はなくなるのか。

 主催者の戦略や取り組み、スポンサーの考えを探った。

 米国で医療システム事業を手…

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