TSMC熊本工場に補助金4760億円 従業員1200人を地元採用
若井琢水
経済産業省は17日、世界的半導体メーカーの台湾積体電路製造(TSMC)とソニーグループ、自動車部品大手のデンソーが熊本県につくる工場の計画を認めた。総投資額86億ドル(約1.1兆円)のうち、政府が最大4760億円の補助金を出す。
4月に着工しており、2024年12月の生産開始を見込む。補助金は経産省が半導体工場の立地支援のためにつくった6170億円の基金の7割超を占める。
計画によると工場の従業員1700人のうち1200人を地元で採用する。半導体につかう部材などは50%以上を国内企業から購入することをめざす。補助金の条件として品不足になったときの増産や、10年以上の稼働を求める。
生産するのは10~20ナノ…
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