印南4王子キャラがストリートビューで道案内

勝部真一
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 和歌山県印南町内にある熊野古道の4カ所の王子への道のりを、それぞれのオリジナルキャラクターが町のホームページ上で案内している。グーグルマップの「ストリートビュー」を活用し、「印南町の伝承文化を楽しむ会」(坂下緋美会長)が制作した。「4王子を多くの人に知ってもらい、コロナが落ち着いたらぜひ訪れてほしい」と呼びかけている。

 町内には熊野九十九王子のうち「切目王子」「中山王子」「斑鳩王子」「叶王子」の4カ所がある。格式が高いとされる「切目王子」以外は知名度は高くなく、場所もややわかりにくい。町ではこの4王子のオリジナルキャラクターを作り、昨年4月から4種類の「印南王子カード」を配布し、知名度アップに取り組んでいる。

 町民らでつくる「伝承文化を楽しむ会」ではこのキャラクターを立体化しようと昨年10月に衣装や面を作った。さらに、県内外の人たちにも親しんでもらおうとストリートビューでの「道案内」を企画した。

 ルートは印南駅から「叶」「斑鳩」「切目」「中山」の各王子を経由して切目駅に至る約10キロ。それぞれの場所や道路に衣装や面をつけたキャラクターが登場し、道のりを案内してくれる。誤ったルートにはキャラクターは現れず、クリックもできないため、迷うことなく散策が楽しめる。同会によると衣装は王子の総代らに着てもらったという。

 長引く新型コロナウイルスの影響で熊野古道や印南町を訪れる観光客の減少が続いているが、インターネット上で仮想的に4王子を訪ねてもらうことで、コロナ後の誘客を狙う。坂下会長は「楽しみながら町の歴史や文化に触れてもらい、町の活性化にもつながってほしい」と期待している。

 印南町のトップページから「各課のページ」「企画産業課」「商工観光」「印南四王子カードの配布について」を順にたどると「印南四王子道案内ストリートビュー」が閲覧できる。(勝部真一)