廃止寸前だった競輪場が「明るい未来しか見えない」 しかし嘆きの声

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原田達矢
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 赤字続きで廃止を含めた運営の見直しが検討されていた、京都向日町競輪場(向日市)の車券売り上げが急増している。これまで以上の黒字が見込まれるとして、府の包括外部監査報告書では「存続させるべきだ」と結論づけた。一方で、建物の老朽化や利用者減への対応など課題も山積している。(原田達矢)

 「パンッ」

 3日午後9時過ぎ。23基のナイター照明に照らされながら1周400メートルのバンクを競輪選手7人が一斉に駆け抜ける。残り1周半を知らせる鐘の音とともにスパートがかかるが、歓声は聞こえない。客席は無人のまま淡々とレースが進められていった。

 午後8時半~11時半に開催される「ミッドナイト競輪」だ。投票所での販売はなく、車券の購入はインターネット投票と電話投票のみ。それでも、6月1日から3日までの車券の売り上げは、目標とした11億円を上回る約13億円だった。府の担当者も「4月のレースよりも売り上げが伸びている。かなり好調」と話す。

 同競輪場は府が1950年に…

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