ブダペストで開催中の水泳世界選手権で、戦禍に苦しむ祖国へ好演を捧げようとするウクライナ選手がいる。
アーティスティックスイミングのマルタ・フィエディナ(20)。昨夏の東京五輪銅メダリストだ。
17日にあったソロテクニカルルーティン予選を突破し、決勝に駒を進めた。
2月から始まったロシアによる侵攻を「最初は信じられなかったし、信じたくなかった」と振り返る。
フィエディナの一家が住んでいたのは、大きな被害を受けた北東部の主要都市ハルキウ。8年前、ロシアによるクリミア侵攻が起きるまでは東部ドネツク州に住んでいたが、戦火を逃れて移り住んだという。
「また同じことが起こるなん…
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