大阪北部地震から4年 災害に強いまちづくり決意を新たに

瀬戸口和秀
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 2018年に発生した大阪北部地震の発生から、18日で4年になる。被害が多かった大阪府高槻市茨木市では17日、市長らが犠牲者に黙禱(もくとう)を捧げ、災害に強いまちづくりに取り組む思いを改めて強くした。

 高槻市立寿栄小学校では、登校中だった小学4年生の女子児童(当時9)が、地震で倒れてきた同校のブロック塀の下敷きになって亡くなった。

 同市の浜田剛史市長は市役所で幹部職員ら約30人と黙禱した後、「地震発生当時のことを強く心に刻み、その経験を今後起こり得る災害への備えに生かすことで、災害に強い『強靱(きょうじん)なまちづくり』に向けて、たゆまぬ努力を重ねることを改めて決意した」と語った。

 また、南海トラフ地震や近年各地で頻繁に起きている大規模水害の備えなどに触れ、「必ず災害は起こるという意識を強く持つとともに、『災害対策に終わりはない』と肝に銘じ、全庁一丸となって取り組みを加速させていく」と述べた。

 茨木市の福岡洋一市長は、市役所で幹部職員ら約20人に対し、「これからも地道な活動を絶やすことなく継続し、市民に『災害に強い安全・安心なまち』を実感していただけるよう取り組んでいこう」と呼びかけた後、黙禱した。

 総務省消防庁のまとめなどによると、府内の人的被害は死者6人、負傷者384人。住宅被害は全壊20棟、半壊471棟、一部損壊5万7586棟、床上浸水3棟、床下浸水3棟だった。高槻市は2万2千棟以上、茨木市は約1万3千棟が被災した。(瀬戸口和秀)