県内選挙区、富士市のぞき分割状態解消へ

床並浩一
[PR]

 国の衆院選挙区画定審議会(区割り審)が16日に岸田文雄首相に勧告した区割り改定案によると、選挙区が分割されている県内9市区のうち、富士市を除く8市区では分割状態が解消される見通しになった。静岡1~8区が設定されている選挙区数は現行のままだ。

 1区が行政区のほとんどを占める静岡市葵、駿河両区では、各区で4区に組み込まれている一部区域が1区に編入される。両区では全区域が1区となる。

 7区が大部分の浜松市天竜区では3区の旧春野町の区域が7区に見直され、区全域が7区に。7区が含まれる同市中、南の両区では改定で全域が8区になる。

 4区と5区で線引きされている富士市は、見直しの対象から外れた。

 川勝平太知事は「本県の要望が配慮されたと考えている。富士市については引き続き働きかけていく」との談話を発表した。(床並浩一)

     ◇

 来春の県議選の選挙区定数などについて話し合う県議会の調査検討委員会は17日の会合で、沼津市選挙区(定数4)の定数を1削減する一方、清水町・長泉町選挙区(定数1)の区割り分割にあわせて清水町、長泉町の各選挙区に定数1を配分する案を大筋で了承した。21日の会合で報告書にまとめ、議長に答申する。

 2020年の国勢調査人口減少傾向が確認され、最大会派自民改革会議が主導する形で意見が交わされてきた。議会全体の現行定数68についても削減を要求する声があったが、見送ることで決着している。